本多静六に学ぶ雪だるま式加速成功法【知らないと損をする】

学者が100年前に100億円の富を築いた雪だるま式加速成功法とは?

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(9) 【ゆっくり解説】知らないと損をする!雪だるま式加速成功【偉人に学ぶ】 - YouTube

 

今回は日本最初の林学博士であり、大学教授、造園家、投資家、作家であった本多静六から学ぶ「知らないと損をする!雪だるま式加速成功法」を紹介していきます。

この雪だるま式加速成功法を知ることで、あなたも0から数億円以上の資産を築く確実な方法を身につけ実践していけばお金に困らない自由な独立生活を営むことができます。

 

本多静六は明治末期に現在の埼玉県久喜市に生まれ、11歳で父親を失い、苦学の末東京山林学校(現在の東大農学部)に入学します。

一度落第するも猛勉強してトップで卒業。その後、ドイツのミュンヘン大学に留学したった2年で国家経済学博士号を取得します。

帰国後は東京農科大学助教授となり、7年後は教授に就任。日比谷公園明治神宮などの設計を行なった日本初の林学博士なんです。

 

そんな本多静六のすごいところは、学者なのに60歳の頃には100億円以上もの巨万の富を得たことと、今で言う副業の執筆活動で生涯376冊もの本を書いたことです。

今回はそんなとんでもない本多静六から学ぶお金儲けの極意と、本業でも副業でも成功した仕事との向き合い方について解説していきます。

 

 

目次:

1.本多静六流お金との付き合い方

2.本多静六流仕事との向き合い方

3.まとめ

 

 

1.本多静六流お金との付き合い方

 

20代半ばで貯金ゼロからスタートして彼はいかに巨万の富を得るようになったか、お金儲けの極意を説明していきます。

 

ミュンヘン大学を卒業する前に、著名な学者で一財産を築いた恩師のブレンタノ博士から彼は次のような訓戒を受けます。

「お前はよく勉強するが、今までのような貧乏生活を続けていてはダメだ。学者であっても、独立生活ができるだけの財産をこしらえることだ。」

 

40代で100億円以上の資産家だったブレンタノ博士はこうも言ったんだ。「財産を作ることの根幹はやはり勤倹貯蓄だ。これなしには財産と名のつくほどのものはこしらえられない。その貯金がある程度の額に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。いまの日本(明治20年代)では第一に幹線鉄道と安い土地や山林に投資するがよい。」

 

そこで彼がしたのが「四分の一貯金法」です。毎月給与から四分の一を天引きして貯金してしまう方法で、ボーナスなど臨時収入はそのすべてを貯金にまわすやり方なんです。

 

本多静六は「はじめから四分の三のお金で暮らすのだ」と腹決めし、最初の頃は給与前にはごま塩だけの粗末なご飯を食べることになりますが、腹をすかせた子どもたちが泣き顔になっても歯を食いしばって我慢します。

 

四分の一貯金も2、3年経つと銀行に預けたお金の利子が毎年入ってくるようになり、利子の四分の三は生活費に回すことができるから、天引き生活も楽に続けられるようになっていきます。当時の利息は約4%、今の40倍以上の水準だったそうです。

 

四分の一貯金をやり始めて丸3年目に約700万円に達したので、恩師の教えに従って、貯まったお金を資金にして「鉄道株」を買います。これが当たって一財産となります。

続けて秩父の山奥の山林を買収しました。折しも、日露戦争後の好景気が訪れ、木材が思わぬ値上がりをして巨富を得ました。

 

彼はお金儲けの基本として次の3つを挙げています。

1.収入の4分の1を貯金する

2.いくらか貯まったところで、巧みに投資に回す

3.ムリをしないで、辛抱強く時節の到来を待つ

 

与沢翼さんの「ぶち抜く力」で投資に関するこんな名言があります。

「投資のセンターピンはファンダメンタルズと風を読むことで、風が吹きそうな手前で買う。投資とは大衆が後から評価するものを先回りするゲームで、人生そのものが逆張り、マイナーな道。」

 

巧みに投資に回すのも勇気がいりますが、恩師の教えがあったからこそ初回の投資だけでなく積み増しや他業種への投資にも踏み切れたんです。

 

でも一番大事なのは3の「時節を待つ」ことで、時代の流れに乗る、運勢に乗るタイミングがくるまで、「焦らず、怠らず、時の来るを待つ」ことが投資成功には特に大事です

 

投資は断じて「投機」ではない思惑ではいかん。あくまで堅実な「投資」でなければならない。額に汗して貯金したお金だからこそ、大事に投資されるんです。逆に手っ取り早く儲けたお金は自分の身につきません。

 

本多静六は、お金に好かれる人の3つの特徴を次のように挙げています。

1)お金をいい友達だと思える人

2)お金を金額で差別して取り扱わない人

3)お金の旅立ちを祝福してあげられる人

 

ただ貯金するだけでは大したことにはならぬが、ある程度まとまったお金ができたら、貯金ではなく投資するのが良いと説いています。

 

「真の金儲けは、徐々に、堅実に、急がず、休まず自分の本業を守って努力を積み重ねていくほか、これと言った名案はない」と言っています。

 

金というものは雪だるまのようなもので、初めはほんの小さな玉でも、その中心にできる玉ができるとあとは面白いように大きくなってくる。

 

彼の財産成功は株式と土地山林であったが、株式の投資法については「2割利食い、十割益半分手放し」を徹底しています。2割上がったら欲張らず売却し、2倍に上がったら元金の半分は売却する手法です。

 

25歳で貯金ゼロからスタートして60歳には100億円以上の富を築いた彼のお金儲けの極意は、雪だるま式加速成功法にあります。

まずは死ぬ気で収入の四分の一天引き貯金をして400万円以上貯めます雪だるまのしんを作ることです

 

次にその貯めた資金を元手に、ファンダメンタルズと風を読むことを軸に、先回りして風が吹く手前で巧みに投資します、好機が到来したら「今がチャンス」と投資を加速させるんです

 

最後はムリをしないで、辛抱強く時節の到来を待つ

 

与沢さんも「常に10年先を見据え、10年後にパーフェクトを目指したほうがいい」と 時節を待つ必要を説いています。

 

「Finding #1 stocks」という米国投資本によると、過去22年間の米国株で業績サプライズなどから最もパフォーマンスの良かったNO.1株式の年間利回りは27.27%と言われています。 

100万円投資して20年後には2億7,270万円となる計算で、毎年の米NO.1株式に投資でき たらあながち不可能とはいえないんです。

 

 早めに雪だるまのしんを作って、巧みに雪だるまをふくらませ、焦らず怠らず絶好のチャンスを待って時代の流れ・運勢に乗る

 

好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を行うこと、この2つの時期を逸しない巧みな繰り返しが大事なんです。

 

 

2.本多静六流仕事との向き合い方

 

仕事に関しては職業道楽が一番です。何事でも好きになるまで努力すれば、自然と上手にまでなれるから。努力はその人を天才にし、名人にまでするんです。

 

名利=名誉とお金のために働くのではなく

1)仕事が面白くてしようがないから働く

2)努力が楽しみという境地ですべてを推し進めていくんです。

 

彼は60歳で大学を定年退職する際に100億円以上の巨万の富を匿名で寄付します。

職業を道楽化するまでに打ち込んで、すべて仕事の楽しみをその仕事の報酬と考えるようにしてきたんです、お金や名誉じゃなくて。

 

彼は勤労貯金というものを唱え、人に手柄や功績を譲るたびに「働きの効果」=元金を貯金したと思う考え方で、この勤労貯金の多い人ほど成功し立身出世も早くなってくるんです。

 

 

3)まとめ

 

本多静六お金との付き合い方、お金儲けの極意は、まず第一に経済生活の独立を目的として

1)収入の4分の1を貯金する

2)いくらか貯まったところで、巧みに投資に回す

3)ムリをしないで、辛抱強く時節の到来を待つ

という恩師の教えを忠実に実践したことにあります。

 

「焦らず、怠らず、時の来るを待つ」を実践できて、決して一攫千金を狙った投機には走らなかった堅実さが何よりすごいんです。

 

富豪を目的としなかったからこそ、60歳までに貯めた100億円以上の資産のほとんど をすべて匿名で寄付したんです。子孫の幸福を考えたら相当な財産の分与などはかえって 子孫を不幸に陥れるものだと気づき、子孫が自分で努力奮闘の精神を自らの生活習慣に十分染みこませることこそ大事だと悟ったんです。

 

また仕事との向き合い方は、職業道楽が一番だと断言しています。何事も好きになるまで努力すれば自然と上手になれる。仕事が面白くてしようがないから、努力が楽しみだから働くという姿勢を貫きたいものです。

 

彼が立てた人生計画では、人生の前半はよく働きよく貯蓄をする、人生の後半は地位も名誉も財産も求めない社会貢献をするとはっきりしていて、実際に60~70歳には社会貢献、70歳以降は悠々自適に過ごすことを実践して、質素でつつましい生活をおくりながらも85歳まで心身ともに健康でピンピンして活躍できたんです。

 

本多静六の生き方はすべてこの人生計画に基づいていて、お金との付き合い方、お金儲けの極意や仕事との向き合い方を含めた彼の人生全てが、100年後の現在においても私たちに色あせない教えを示してくれているんです